ミャンマー航空券販売センター スタッフブログ

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  • 2020.04.16

ミャンマーの水かけ祭り(ティンジャン)とは???

 

本日はミャンマーの水かけ祭り(ティンジャン)について弊社ミャンマー駐在員がお話させていただきます。

本来であればミャンマーは大盛り上がりのはずでしたが・・・残念です・・・


 ミャンマーの正月は,4月17日。その前の4~5日間はティンジャン(Thingyan)またはダジャンとも言う水かけ祭りがあります。前年の厄を洗い流す,または身を清めるという意味で,水をかけ合います。近年では,3月下旬にもなるとヤンゴン市内の各所でステージが準備され始め,水かけ祭り期間はホースで放水し街中が大騒ぎになります。4月は年間でもっと熱い時期(暑季)で気温は40度を超えますが,大量にかけられた水によって体感温度が下がります。
 2020年は,コロナ騒動で全国民が見事に自粛していますが,4月10日~19日が休みの期間ですね。正確には,水かけ祭りは12日~16日,正月が17日となります。
  
 ステージからは,通行人や車に向かって水を容赦なくかけます。ステージ上で踊っている若者も多数います。街角の至る所で人々が待ち構えていて水をかけてきます。子どもたちが路上で待ち伏せをしていることも多々あります。休み前には,大型の水鉄砲が飛ぶように売れていきます。バケツで水をかけられることも多くあります。
全身ずぶ濡れになってもよいような服装や装備が必要です。バッグ類も気をつけないといけません。ビニール袋などは要必要。不意打ちでかけられることも,しばしばあります。かけられても怒ってはいけません。むしろ,ありがとうなのです。ただ,場所によってはドブの汚い水をかけられ皮膚に炎症を起こしたという事例もあるので,十分な注意が必要です。
 また,飲酒運転による事故や酔っぱらってのケンカも多く,巻き込まれないようにしたいものです。

 

とにかく,街中で大騒ぎとなり,大音響の音楽も鳴り響きます。水をかけられたり喧騒を嫌う外国人の多くは,期間中はじっと部屋に籠っている人が多いですね。でも,スピーカーからのドラムの振動音が建物中にまで響き渡ってくることもあります。
 昼間に街を歩くと,この時期にしか食べないお菓子やゼリーなどを無料でもらうこともできます。食べるか食べないかは,あなた次第。水をかけ合うのは朝~夕方ぐらいまでなので,夜は安心して?外出ができます。移動手段の1つであるタクシーは,台数が激減します。料金は,通常の1.5倍以上になります。外出しても,ほとんどの商店やレストランは休みになってしまうので,休み前までに食料や飲料の備蓄は必須です。休み前になると,例年物価は上がります。早い目の準備がいいですね。コンビニは開いている店もありますが,終盤になると配送が止まっているせいか品切れが増えてきます。
 多くのミャンマー人は,連休を使って田舎に帰省したり,旅行をしたりします。ただ,地方へ行くバスのチケットはなかなか取りにくいようです。期間だけ瞑想センターに入り,祈りを捧げたり,瞑想を行う人もいます。休み明けは,女性でも髪の毛を剃った人を結構見かけます。

 17日の正月になると,一転して前日までの騒動が嘘のように街は静かになります。もちろん新年なので水は絶対にかけません。この対比も,おもしろいです。
 今年の水かけ祭りは本当に残念でしたが,来年はみんなが大騒ぎして水浸しになる光景が広がっていることを祈っております。

 ちなみに,東南アジアで4月の同じような時期にある新年の水かけ祭りと言えば,タイのソンクーランやラオスのピーマイラオがあります。カンボジアの新年は,チョール・チュナム・トメイと言いますが,一部の地方で水をかけ合うのみのようです。

写真は,昨年の水かけ祭りの様子です。

 

※記事編集

㈱エフジェイケイグローバルサービス

ヤンゴン事務所 所長 梅村 武司

 

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