ミャンマーは慢性的な電力不足です！！

ミャンマー航空券販売センタースタッフブログ
2020.04.23

ミャンマーは，慢性の電力不足です。発電所が圧倒的に少ないです。特に乾季で４月のように連日４０℃を超えると，電力消費量が大きくなります。大型ショッピングモールやコンドミニアム，さらに大きな工業団地も増え，ますます電力が要ります。

　電力設備の古さや，電線切れなどで，停電は頻繁にあります。短くて１０分ぐらいもあれば，長いときは半日～１日以上の時もあります。発電は，主に地方の河川の水力発電所で行われています。だから，水量の少ない乾季は停電になることが多いのです。圧倒的に供給量が足りません。途中の架線切れでの停電もあります。

　昨年のこの時期は，毎日計画停電が行われていました。各地区ごとに数カ所に分け，１回２時間で日に２回程度ありました。これが，１～２か月ほど続きました。今年は，コロナによる外出禁止もあり，企業活動が大幅に縮小され大型店も閉まっていたせいか，今のところ計画停電はありません。

　この時期に停電すると，とにかく暑い！昼よりもマシとは言え，夜も同じくです。街なかには，そこら中に大型のジェネレーターがあります。デンヨーなど日本製の中古品もかなり活躍しています。中古品でも信頼性は抜群です。多いのは中国製ですが，エンジンは日本製ということもあります。

　小さいものになると，家庭用にカーバッテリーを使った非停電装置も少しですがあります。工事が必要ですが，部屋のブレーカーにつなぐと，必要最低限の電力供給ができます。停電時に自動的に切り替わるタイプと手動切替タイプがあります。

　ヤンゴン事務所所長宅は，以前は非停電装置を使用していましたが，引っ越しを何回かして，今は機材を単体で持っているだけで繋いでおらず，停電時だけ自分でセットしています。このまま５月中旬の雨季に入っていきそうな気がします。もちろん，雨季でも停電は結構ありますが…