- ミャンマー航空券販売センター スタッフブログ
- 2021.02.04
2/3 今日は、医療関係者が一斉に仕事をボイコットしました
2月3日です。昨晩の20時にヤンゴン各地で一斉に一斗缶や鍋などが町中の家庭から外に向けて叩かれ、カンカントントンという音が響き渡りました。場所によって5分~30分ぐらいありました。ミャンマーの伝統的な悪霊をお祓いする儀式のようなものです。それが,何に対してかはおわかりでしょう。今夜は,携帯のライトが一斉に点灯されるのだとか。または,叩く音がするかも知れません。
今日は、医療関係者が一斉に仕事をボイコットしました。基本的に,医者はしないそうです。退職した人もいるとかいないとかで…患者さんの対応は大丈夫なのか?と心配にはなりますが。また,役所関係の職員も退職した人がいるのだとか。トップが変わるからです。
一見街はいつもと同じように見えますが、人々の心は熱く燃えているようです。もちろんいろいろな立場の人がいるわけで、みんなが同じというわけではないです。国軍支持派が、デモを行ったというニュースも出ています。
クーデターの情報は事前にも出ていたので,アウンサンスーチーさんは念のために声明を用意していたようです。クーデター後72時間は行動するなというものです。Facebookなどではプロフィール写真をNLD仕様に変えている人が多数いますが、大きな動きは出ていません。しかし,72時間後以降に何か大きな動きが来るかも知れません。
場合によっては,抗議のデモ→抑えに軍が出る→衝突→街中で軍が厳戒態勢→高圧的な取り締まり→前のような軍政復活…というシナリオも考えられます。個人的には、民主化後のテインセイン時代は、かなり良い部分が多かったと思っています。うまくミックスできないものかと。
国軍の施設の横を歩いてみましたが、特段動きはわかりませんでした。今後の動きは,予想のしようもありません。
★シュエダゴンパゴダ近くの軍施設
※記事編集
株式会社エフジェイケイグローバルサービス
ヤンゴン事務所 所長梅村 武司